大学受験英語の壁を突破した瞬間のこと【開眼】
皆さんお疲れ様です。
僕は一昨日の夜少々食べ過ぎてしまって、今日の朝体重を計ってみたら1キロ以上太っていたので結構イラついています(笑)。なんで一回の食事を少し食べすぎたくらいで1キロ以上の増えんだか、本当に解せないですし不愉快です!しかもほぼ毎日ジムで運動してるんですよ?まあ、考えても答えは出ないですね。もう体重なんてどうでもいいです。別に生活に支障は無いですし。
というわけで、今日はこんな感じで僕が高校時代に英語に伸び悩んでイライラMAXだった時の話です。どうしても超えられない英語の壁、元々英語の偏差値38という底辺だった僕はもう英語力を伸ばすことをあきらめようとしていました。
しかしある日突然、その英語の壁を打ち破ったのです。「え?まじで!?」と思ったのを今でもはっきりと覚えています。今日はその瞬間に至るまでのことを書こうと思います。
■もくじ
1.大学受験英語の壁を突破した瞬間のこと【開眼】
1-1.高1からの1年半の英語学習
1-2.英語の日本語への脳内変換が減少
1-3.上智の英語が解けてる!【驚愕】
2.英語は音を基本にすることが最優先
2-1.教科書と参考書の音声をモノマネ【最も効果的】
2-2.英文法と英作文は音に付いてくる
2-3.音無し(大人しい)英語は非効率の極み
■まとめ
このブログの筆者の僕は、英語偏差値38から大学受験勉強をスタートさせ、最後は現役で一流と呼ばれている大学に現役合格し、高校受験の失敗のリベンジを果たしました。今ではTOEIC980点と英検1級を持っている純ジャパのロスジェネ(棄民世代)のおやじです。
1.大学受験英語の壁を突破した瞬間のこと【開眼】
英語の壁、英語に限らず数学だって物理だって、あらゆる物事には壁が有りますよね。いくら努力をしても乗り越えられない、結果が出ない、そして段々と諦めモードになってしまいやがてその壁に立ち向かうことをやめてしまう・・。人間ってそんなものです。
しかし、そのギリギリのラインであと少し粘ってみると、意外にもすんなりと、ある日突然いとも簡単にその壁が崩れていくことがあるんです。その体験こそ、偏差値38から始めた僕の大学受験英語の勉強だったのです!
1-1.高1からの1年半の英語学習
こちらで書いたように、高校に入ってから僕は中1の英語の教科書からやり直しました。高校の英語の先生に教えてもらいながら、約3か月で中学3年間の教科書をやり直してその内容を何とか理解したのでした。
そして次は、やっと高校の教科書に実質3か月遅れで取り掛かりました。中学の教科書の時と同様に、とにかく耳で教科書のスキットを徹底的に聴いてそれを自分の口でモノマネする、というシャドウィングを最優先で行いました。
プラスαとして、高校の先生にすすめられた文法の問題集や単語や熟語の参考書も覚えていきました。この学習法を高2の夏ごろまで続けたのですが、確かに教科書のスキットや、問題集や参考書に書かれた例文のモノマネは体に染みついていました。
しかし、英文法や英作文の細かな知識については全く身に付いていませんでした。その時の僕の頭の中を例えると、点と点が線で結びついていないバラバラな状態、まさに「口先だけの男」だったのです。
1-2.英語の日本語への脳内変換が減少
大学入試の英語では、細かな英文法知識や英作文能力を問われます。特に当時は、英会話力や聞き取り能力を大学入試で問われることは殆どありませんでした。これでは入試で合格点は取れないという現実に僕は思いっきり焦りました。自分のことがまるで当時流行っていた「ルー大柴」に思えてならなかったのです。
そんな状態のまま、僕はいつものように高校の英語の教科書のスキットを聞きながらそのモノマネをしていました。そしてふと、あることに気づいたのです。教科書に書かれた英文の内容がすぐに理解できるようになっているんです。例えば、以下の英文をご覧ください。
A person who uses Ninjutsu is a ninja. Ninjutsu is not a martial art. Ninjutsu is an independent art of warfare that developed mainly in the regions of Iga in Mie Prefecture, and Koka in Shiga Prefecture, Japan.
この英文の内容を10秒足らずで理解できるようになっていたのです。
それはどういうことなのか?
つまり、英語のままで内容が理解できるようになっていたのです。
これまでの僕なら、まずこちらの英単語全てを一旦日本語に訳して、次にその日本語の単語を再び組み合わせるという脳内変換作業を行っていたのですが、それが無くなっていることに気づいたのです。
もちろん知らない単語は辞書を引かないとわからないのですが、全て知っている単語なら英文のままで文章全体の意味がすぐにわかるようになってきたのです。
1-3.上智の英語が解けてる!【驚愕】
そして僕はふと思ったのです。「・・もしかしたら大学入試の英語の問題解けるかも。」と。もちろん細かな英文法や英作文については明らかにまだ無理なのはわかっていましたが、長文読解で答えを選択する問題なら出来るんじゃないのかと思ったのです。
そしてふと、書店でとある大学の赤本を購入したのです。何を思ったか、その時僕は上智大学の外国語学部の赤本を手にしたのです。英語と言えば上智の外英、しかも最難関私大の一角、と漠然と思っただけです。そして私立大学ならマークシート方式を多く取り入れていることも何となく知っていた、ただそれだけのことでした。
早速家に帰って長文の大問を2つ解いてみました。すると、驚いたことに案外スラスラと長文の内容が頭に入って来たのです。そして設問に移るとなんとなく答えに近い選択肢が選べることが多いのです。
そして採点結果ですが、なんと7割正解でした!
当てずっぽは一切無しです。その時僕は、これまで自分がやってきた英語学習法が間違いではなかったという安堵と喜びで泣きそうになっていました。
「これはいけるかも!」僕は初めてそう思えたのでした。
2.英語は音を基本にすることが最優先
やはり英語は、まず話すことと聞くことが基本であることを僕はこの時点で確信しました。そして、英文法と英作文は後から集中的に取り組めば比較的短期間で効率よく吸収できるという感覚を持つことも出来たのです。
大学受験勉強に取り組むみなさん、そして英語をこれから学習しようとする全ての皆さん、英語偏差値わずか38から這い上がった僕のこの経験がお役に立てたらとってもうれしく思います。具体的にどんな参考書や問題集がおすすめかについてですが、現在販売されていないものや、より素晴らしいものが有るとうことも考えられるので、後日調査のうえじっくりお伝えしようと思います。まず今日は、僕の取り組んだ大学受験英語の勉強法の大枠をお伝えしようと思います。
2-1.教科書と参考書の音声をモノマネ【最も効果的】
何度も言いますが、英語学習の神髄は音です。聞くことと話すことです。
これは英語に限らずどんな言葉も同じことです。
大学受験英語(一般入試)で会話力や聞き取り能力を重点的に問われることはこれまでにはありませんでした。故に大学受験英語の勉強と言えば机にかじりつて単語や熟語を丸暗記したり、英文法や英作文をひたすら書いて覚えるという作業が主流でした。しかし、こちらでもお伝えしたように今後より実践的な英語力を大学入試でも問われるようになってきますし、そもそも英語は音から入ったほうが人間の本能として圧倒的に効率よく身に付くものなのです。
ですので、大学受験英語であれば、まずは教科書のモノマネ(シャドウィング)と聞き取り、そして参考書や単語熟語帳の例文も同じように利用することをおすすめします。もちろん、それらの例文の音声教材が付いているものを使うことが大前提です。
ちなみにシャドーイングとはなにか、その詳細と科学的な根拠について「シャドーイング音読と英語習得の科学」(門田修平・著)で詳細を学ぶことができますよ。こちらの電子書籍は国内最大級60万冊の品揃え「ソニーの電子書籍ストア【Reader Store】」にて1814円(税込み)最安値で購入いただけます。
2-2.英文法と英作文は音に付いてくる
次に英文法と英作文という「読み書き」の部分の学習についてです。
一見音声とは無縁の世界と思われがちですが、実は音声との関係がとっても深いんです。
例えば以下の2つの英文をご覧ください。
① He is checking his schedule so as not to miss the last train heading to Tokyo.
② He is checking his schedule so as not missing the heading last train to Tokyo.
英語が出来る方なら見た瞬間にどちらが正しいかわかりますよね?
わかるというか、どちらが「しっくり来るか」という感覚の問題です。
もちろん①の方が正しいのですが、なぜ②だと英語のできる人はしっくりこないのでしょう?それは、自分が話した場合に②のような話し方は絶対しないからです。つまり②のような用法は誤りとして無意識のうちに染みついているからなんです。
① 彼は東京行きの終電を逃さぬよう予定を確認している。
② 彼は失われた東京行き最後の電車ではないようにスケジュールを確認している。
日本語にすると明らかに②は変ですよね(笑)。
このように、自分が日頃から口にしていれば感覚として正しい英文法と英作文の用法が身に付くものなのです。
2-3.音無し(大人しい)英語は非効率の極み
つまり、英語は「音無し」では成り立たないものなのです。
何回も言いますけど言葉には音があってなんぼです。すなわち、「音無し」=「大人しい」、それじゃ意味が無いとういことなのです。
僕も大学受験英語に取り組んでいた時には、どうしても机にかじりつく勉強法に偏るようになったことが何度もありました。しかし、そのたびに英語は「音」が重要、「話してなんぼ、聞いてなんぼ」ということを常に思い出して自分を戒めてきたのです。そうすると、また改めて詳細はご紹介しますが、英文法と英作文を集中的に勉強したときに恐るべき速さでその対策が完了したのです。
まさに、「点と点が一気に結びつく快感」でした。ゆえに、大学受験英語の最も非効率な勉強法として僕がいいたいこと、それは「音無し(大人しい)英語は非効率の極み!」であるということです。
■まとめ
英語でもなんでも、本気で物事に取り組んだ時に人は大きな壁にぶち当たります。そして、どんなにあがいてもその壁は乗り越えられないと思ってとうとう諦めてしまうこともよくあります。
しかし、そんなときこそ、今一度粘ってみてください。すると僕のように、ふとしたきっかけでその突破口を開くことができるのです。僕の偏差値38からの大学受験英語の突破口、それは英語を「音」で学ぶという徹底したこだわりでした。
大学受験英語で会話力と聞き取り能力はあまり問われて来ませんでしかが、これから状況が大きく変わることも予想されますし、そもそも言葉の本質は「音」であって「話すこと」と「聴くこと」です。その本質に寄り添って学習することで、自然と英文法と英作文の力も付いてきますよ。