偏差値38からTOEIC980点まで這い上がったロスジェネおやじの下克上人生物語

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大学受験の思い出①【下克上への道】

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大学受験の思い出①【下克上への道】

 

皆さん今日もお疲れ様です。

 さて、2月も下旬に差し掛かり、大学入試シーズン真っ只中ですね。
毎年この季節になるたびに、僕は大学受験のことを思い出します。


前にも書いたように僕の通っていた高校は首都圏の冴えない私立、高校受験を大失敗した結果そのような目に遭いました。このまま負けっぱなしでは腹の虫がおさまらないと、一念発起して大学受験に挑んだ18歳の僕、その頃の記憶は生涯忘れることはないでしょう。

特に偏差値38から始めた英語の勉強は、今思えばなんて要領の悪い方法だったんだろうと反省ばかりです。

そんな僕のほろ苦い思い出を、ぜひ反面教師にしてみなさんの英語学習や受験勉強に役立てていただけると嬉しいです。

 

 

■もくじ

1.大学入試での挽回のために僕が決めたこと
 1-1.英語偏差値38からの脱脚
 1-2.英語を中1レベルからやり直す
 1-3.英語をやり直す中で気づいたこと

2.大学入試でもっとやればよかったと思うこと
 2-1.数学も小1からやり直すということ【急がば回れ】
 2-2.日本史はマンガをもっと活用すべきだった
 2-3.物理と化学をもっと楽しめばよかった【後悔】

⬛️まとめ

 

ちなみに、この記事を書いた僕の英語偏差値は38でした。そのまま大学受験勉強に突入したわけですが、何とか挽回して誰でも知っている超一流有名大学に下剋上を遂げました。今ではTOEIC980点・英検1級、そんなロスジェネおやじのほろ苦い体験談です。

 

 

1. 大学入試での挽回のために僕が決めたこと

 

高校受験での大失敗、不完全燃焼、それは僕にとって言葉では表せない程の屈辱でした。何でこのような理不尽な思いをさせられなければならないのか、高松に居なければ絶対にこうはならなかったという確信があったからこそ、30年以上経った今でも思い出すと苛立ってしまうのです。

そして、大学受験では必ずこの恨みを晴らしてると強く心に誓ったのでした。僕のことを完全に放置した中学校の教師達や、あんな所に僕を連れ回した親に復讐してやるという物凄く暗い情熱に満ちていたのでした。

しかし、当時の大学受験は今とは比べ物にならない位の狭き門、その中でも僕は第二次ベビーブーム世代の人口最多数の年代です。高校受験の方がまだその門戸は開かれていたのですが、僕が決戦の場として挑んだ大学受験は想像以上に熾烈で過酷な戦いが繰り広げられていたのです。

 

 

1-1. 英語偏差値38からの脱脚

 

この熾烈な戦場に挑むにあたって、とにかく僕が最優先したこと、それは偏差値38という底辺レベルの英語力の挽回です。あまりにも酷いこの英語力では、文系だろうが理系だろうが当時の大学受験ではどこも受からなかったと思います。(今でもさすがに難しいでしょうね)


そこで僕は高校の英語の先生に相談しました。そして、その先生から言われた意外な一言に目が覚めたのです。

 

それは、

 

「祝井さ、中学の時の教科書全部取ってある?まずそれを全部やり直すしかないよ。」

 

との一言でした。

 

それを聞きた僕は、雷に撃たれたような衝撃を受けました。そして、心からその一言に納得したのでした。

考えてみれば当たり前のことです。偏差値38、平均が50としてそれよりも12ポイントも下のレベルの実力。それが何を意味するのかというと、そもそも基礎からして出来ていないということ。つまり、最初からやり直すしか無いということです。

 

そこで僕の英語偏差値38からの脱脚の方針は固まりました。そうです、中1の教科書からやり直すということです。

 

 

1-2. 英語を中1レベルからやり直す

 

早速僕は当時の実家(高松)から下宿していた横浜の叔父さん家に中学時代の英語の教科書を送ってもらいました。そして、中1の教科書の最初に出てきた「Hello,Nancy!」からやり直したのです。

 

そこで気づいたこと、それはNancyのスペルすら間違えていたという衝撃の事実なのです。Nansyと僕は描いていました・・・。中1から英語をやり直すという僕の選択は大正解だったとしみじみと思ったのです。

 

そして、高校の英語の先生には教科書に描いてあることを音で聴きながら覚えることを勧められたので、高1にしてその中学の教科書のテープを買ったのです。そして、ひたすら教科書のスキットを耳で聞きながら、単語や熟語を覚えたのです。ちなみに文法はちんぷんかんぷんだったので、高校の英語の先生に1から教えてもらいました。その点は中学時代と違って、先生にはとても恵まれたと思っています。

 

嫌な顔ひとつせずに、高1の僕に中1レベルの英語を教えてくれたことには今でも感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

1-3. 英語をやり直す中で気づいたこと

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中1レベルの英語からやり直していた中で僕が気づいたこと、それは英語は音で聞かないと頭には入ってこないということです。

 

中学時代には教科書のスキットに書かれた音声を1回だけ教師が再生して、それに習って生徒は1回だけ声をだして読むということだけでした。あとはひたすら黒板に書かれたアルファベットをノートに書き写すだけという作業です。これでは全く頭に入って来ませんでした。その上、文法の複雑な解説などをされた日にはもはや右から左です。さっぱり頭の中に入って来ないので、次第に授業自体を聞かなくなってしまいます。

 

やはり言葉の勉強なんですから、聞いてなんぼ、話してなんぼの世界です。僕はそのことにようやく気づくことができたのです。英語の勉強には音が必要だということに。

 

その後の経過についてはまた改めてじっくりと書こうと思いますが、まずは英語偏差値38からの脱脚のきっかけとなった英語学習法について、皆さんの参考になればと思います。

 

 

2. 大学入試でもっとやればよかったと思うこと

 

ちなみに、英語だけに限らず僕が大学受験時にやっておけばよかったと思うことをこちらでお送りします。

これから大学受験に挑む高校生たち、そしてその親御さんには是非ともこのことを反面教師にしていただければと思います。きっとより効果的な受験勉強につながるはずです。

 

 

 2-1.数学も小1からやり直すということ【急がば回れ】

 

まずは英語と同じように、数学についても最初からやり直すべきだったというのが僕の反省点です。

 

数学については、僕は英語よりはマシだったので正直ここまで遡るということは考えていませんでした。しかし、振り返ってみると僕はあの時数学についても、小1の算数からやり直してみるべきでした。やり直すというか、理解の確認ですね。小1まで遡るとなると恥ずかしい気持ちも大きいですし、量も結構あるので非効率と思われがちです。

 

しかし、「急がば回れ」ということわざがあるように、一度小1まで戻って算数や数学の本質について理解を深めた方が良かったと思うのです。

そうすれば、高校で習う高度な数学についてもすんなりと頭に入ってきたはずだと僕は強く思うのです。

 

しかも、小学校レベルの算数であれば復習するのにそんなに時間がかかることもありません。1ヶ月もあれば、じっくりと小学校の算数は復讐できるでしょうし、その次の中学校レベルの数学も1ヶ月もあれば同じように理解を確認することができるでしょう。

 

 

2-2.日本史はマンガをもっと活用すべきだった

 

次に日本史についてです。

僕は社会科の選択科目のメインは日本史でした。山川の日本史の教科書をバイブルのように使っていましたが、今思えばもっとマンガを有効活用して理解を深めておけばよかったなと思います。

 

ちなみに日本史とか世界史の理解のコツも、それぞれの時代の価値と意味を最初に把握することが先決です。

 

例えば、「貴族の没落と武士の台頭」の時代の場合、そのことが日本史の中で持つ意味と価値について、最初にしっかりと把握することが必要です。そのようにして、時代の大枠をしっかりと把握してからでないと、細かい登場人物や年号などの暗記物も頭に入って来ないのです。

 

その点、日本史のマンガを読むことでその時代の価値と意味をわかりやすく理解することが出来るので、今思えば日本史のマンガをもっと活用すればよかったなあと思うわけです。英語に音(会話と聞き取り)が必要なように、日本史もまた視覚で理解するということが有効なのかと思います。

 

ちなみに、「学研まんが日本の歴史シリーズ」は大学受験レベルにも対応できたおすすめの日本史マンガです。

こちら、 国内最大級60万冊の品揃え!ソニーの電子書籍ストア【Reader Store】で入手可能です。

電子書籍なのでスマホで読めてしまいます。

受験生も大人の方も、ぜひお試しください。

 

 

2-3.化学をもっと楽しめばよかった【後悔】

 

次に化学についてです。

僕は理系にしようか文系にしようか悩んだ挙句、結局文系に進みました。英語より数学と理科のほうがマシだったということもあって、当初は理系にしようかと思っていましたが、英語学習がはかどるに連れて僕は文系の方が向いていると安易に判断したため、高2の進路選択の際には文系に進みました。

 

文系とっても、センター試験で理科が必要なので僕は化学を選択したのですが、今思えば化学の授業をもっと楽しめばよかったと反省しています。

 

化学に限らず、理科って目に見えるものの話が殆どじゃないですか。

 

たまに実験の授業もあるのでのめり込めばとても楽しいものですよね。しかし当時の僕は英語の挽回に集中しすぎて化学の授業は結構後回しにし過ぎていました。その結果、センター試験の化学の結果は思わしくなかったのです。もっと化学の世界にものめり込んで、実験を楽しみながら勉強すればよかったなと反省しています。

 

そうすれば、化学式なんかもすんなりと理解できたでしょうし、おっさんになった今でも化学ネタのことがよくわかったのになと後悔しています。

 

 

⬛️まとめ

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英語に挫折したら「急がば回れ」が正解です。正直、中1レベルからやり直すとなると、誰でも恥ずかしいですし、気が進まないでしょう。しかし、基本がおぼつかない状態で応問題に手を出しても何も身につきません。たんなる虚しい作業となってしまいます。

また、初歩レベルの復習なら案外時間をかけずに済んでしまいますのですぐにおわります。このことは他の科目にも言えることで、数学についても同じことが言えると思います。

さらに、日本史や化学についても実生活に根付いた価値と意味を肌で感じるためにマンガや実験といった肌で感じる教材を積極的に取り入れることをおすすめします。

 

 

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