英語を本能で習得?【わかりやすく解説します】
英語をこれから学ぼうとする老若男女のみなさん、こんにちは。
現在、何らかの理由で英語を学ぼうとしているけど上手く行かなくて困っていませんか?さらに、何か効果的な方法があればぜひとも知りたいとお考えではないですか?
そんなあなたに向けて、こちらの記事では以下の内容についてお送りします。
この内容は、これからこのブログで細かな英語学習法やその他の科目の学習法をたっぷりお伝えしていくにあたっての基礎となる僕の方法論です。
いわば「本能習得法」とでも言いますか、これまでの学校教育では教えていなかったことなのです。ですので、逆にこの方法にうまくシンクロすれば「なんだ!」と思うほど英語や他の学習がすんなりと身に付くようになるでしょう。
■もくじ
- 英語を本能で習得するとは?
- 英語をこれから習得しようとするときにすべきこと
ちなみに、この記事を書いた僕は帰国子女でも無く留学経験も無い、底辺中高卒のただのロスジェネおやじです。そんな僕は英語偏差値38からTOEIC980点・英検1級に下克上を遂げました。
1.英語を本能で習得するとは?
まずは英語って何か、言葉って何か、というそもそも論を考えてみましょう。最初にこのことについて自分のマインドを設定することで今後の学習がとてもスムーズになりますよ。
1-1.言葉とはそもそも何かを考えてみる
言葉って何のためにあるのか1分位で色々と考えてみてください。
どんなことが浮かんできましたか?
おそらく、コミュニケーション(意思疎通)のためとか、表現するためとか、後世に記録を残すためとか、異性を口説くためとか、実に様々なことが浮かんできたと思います。
それら全てが正解です。
そして、それらの全てに共通するあることに気づきませんか?
そうなんです、みんな「自分のため」という共通点がありますよね。
つまり自分の欲望を達成するために絶対に必要な手段、それが言葉というものなんです。人間以外の動物や昆虫などは言葉を話しません。しかし、鳴き声を変化させたり、体の色を変色させたり、臭いを発生させることで自分の欲求を達成しようとしますよね。そして、代表的な欲望のひとつが「交尾相手を探す=生命の存続」という生き物の本能だということです。
人間の言葉というものも同じで、言葉を巧みに操ることで女性を口説いたり男性を誘惑したりしますよね。つまり、言葉はそれほどまでに人間の生存本能にかかわるものであるということなのです。
1-2.僕の幼少期の実体験
ここで、僕の言葉にまつわる幼少期の実体験をお送りしようと思います。
僕は4歳まで横浜に住んでいたのですが、その後は転勤族の親に連れまわされて小中学校は大阪と高松で過ごしました。
突然横浜から大阪に来て、幼稚園の年長から現地の幼稚園に編入したのですが、その初日に受けた衝撃のことを僕は今でもはっきりと覚えています。
言葉がわからないのです。
同級生や先生が何を話しているのか全くわからないのです。
つまり関西弁というものを生まれて初めて聞いた幼い僕にはその言葉が全く理解できなかったのです。
「言葉が全然わからない」そう思った途端に幼い僕は自分はこのままでは死んでしまうという猛烈な不安感と危機感に襲われました。そして大声を張り上げて大泣きしたのでした。結局その日は早退したというところまでは覚えていますが、早退扱いになるくらいのパニック状態であったことは確かです。つまり、言葉がわからないという事態とは、子供の純粋な心には自分の生命が脅かされるような事態であるというように映ったのです。
そうです、人間の生存本能として、言葉が通じない事態ということは自分の命が危機的な状況にあるということと同じことなのです。
1-3.学校の英語教育の過ち
このように、言葉というものは人間の生存本能のひとつであるということに皆さまにも共感していただけたら幸いです。
幼稚園時代にいきなり関西弁の世界に放り込まれた時の僕のあの恐怖は筆舌に尽くしがたいものがありました。そして、この当時の幼い僕にとっての関西弁こそが、皆さまがこれから学ぼうとする英語であると考えてみてください。
もし僕が大阪ではなくアメリカやイギリスにいきなり放り込まれたなら、関西弁が英語になるということです。
ここで皆さまがこれまで中学から習ってきた英語の授業のことを思い出してみてください。果たしてこのような人間の生存本能を満たすほどの英語の実力が付きましたか?
恐らくほとんどの方は「いいえ」と答えることでしょう。
つまりそういうことなのです。私たちは学校の英語の授業では、人間の生存本能を満たす手段としては英語を教えられていないのです。
だから英語が満足に話せないし読み書きも不自由なのです。
2.英語をこれから習得しようとする時にすべきこと
それでは一体どうすれば人間の生存本能として必要なレベルの英語が身に付くのでしょう。その基本についてここでお伝えします。
2-1.壮大なるモノマネをすること
その答えは、僕が大阪の幼稚園に放り込まれてからのその後に有るんです。
僕は登園初日大パニック状態になって退場となりましたが、次の日はまた強引に幼稚園に連れていかれました。朝は校門の前でまた大声でギャン泣きして大暴れして抵抗しましたが、結局先生二人がかりで両腕と両足を掴まれて教室に拉致監禁されたことを覚えています。
その後、相変わらず言葉が全く理解できずにいたのですが、なんとなく周囲のマネをすることで徐々に溶け込んでいったのです。お遊戯の動きや歌などとにかく周囲のモノマネを必死にしていました。
言葉についても、同級生が先生に「これほかしてきて」と言われているのをじっと観察して、同級生が紙くずをゴミ箱に入れて褒められたのを見て「ほかしてきて=捨ててきて」ということを理解したのです。そして自分もいつの間にか「捨てる」とは言わずに「ほかす」という言葉を使うようになっていったのです。
それからはその積み重ねでした。しかも純粋な子供なので覚えるスピードはとても速かったです。1か月もすれば僕は立派な関西弁を喋っていました。
そしてこのモノマネ学習法は、僕が英語の学習法に目覚めた時に真っ先に始めた方法だったのです。
それまで机にかじりついて教科書や参考書の字面だけを追っていても一向に身に付かなかった英語でしたが、この言葉はモノマネということに気づいて方はとんとん拍子でした。
このように、言葉とはモノマネ、それも必死のモノマネから始まるんだと僕は皆さまにお伝えしたいのです。
2-3.スベって当たり前と開き直ること
そして、ここがとても大切なポイントなのですが、そのモノマネが似ていないということでしょっちゅうスベるということです。
「全然似てないんだけど」
と本家本元の人たちやモノマネ上級者の人たちに厳しいツッコミを受けることがしょっちゅうあるということを忘れないでください。そして、このようにスベってもいちいちそのことを気にする必要が無いんだということも忘れないでください。
僕は大阪の幼稚園で必死にモノマネで関西弁を覚えましたがネイティブスピーカーからすると何か変だったようで、「晴喜くんなんか変な話し方やね」「晴喜くん女の子みたいやわー」などと冷やかされることが日常茶飯事でした。
しかし、そんなことお構いなしに関西弁をひたすら話して聞いていると、半年後にはネイティブと変わらないレベルの関西弁を身に着けました。
これは英語の時も同じでした。最初の頃は冷やかしてももらえない、つまり全く通じませんでした。しかし、それでも英語のモノマネをしつこく続けたらある日一枚の壁を突破することができたのです。
そこからは破竹の勢いで僕は英語学習を進めることができ、とうとうTOEIC980点、英検1級レベルまでに這い上がったのです。
2-2.五感を最大限に活用した教材選び
スベってもスベってもモノマネを繰り返すということ、これはつまり人間の五感を最大限に活用するということなのです。
金八先生や猪木さんのモノマネをする芸人さんはたくさんいらっしゃいますが、皆さん五感(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚)を駆使して表現されています。人間の五感とはまさに人間が生きるために必要な本能を司る大切な感覚です。その全てをフル活用してこそ言葉は身に付くんだということをぜひともご理解いただければと思います。
こう考えると、これまで学校で習ってきた英語の教材って、とても物足りないと思いませんか?
教科書とたまに聞かされる朗読のテープやCD、そして1年に1回45分くらい英語の授業にゲストとして登場するアメリカ人やイギリス人・・。
高校受験や大学受験の英語となるともはや教科書や参考書の文字をひたすら目で追うだけで右から左・・。とても人間の生存本能に根差した言葉としての英語ではありませんよね。
僕はこれからこのブログで、そのような本能に根差した=五感に訴えかけるような英語教材や英語学習法について色々と紹介していきますので、どうか皆さんの参考にしていただければと思います。
■まとめ
英語とは言葉、そして言葉とは人間の生存本能です。生存本能としての言葉はモノマネから始まるものです。そしてモノマネはしょっちゅうスベってしまいますが決して気にすることはありません。
次第にあなたのモノマネには磨きがかかり、壁を一枚乗り越えることができればそこからはあっという間に英語が身に付くことでしょう。
そのために必要な教材や学習法について僕はこれからこのブログで発信していきます。どうぞよろしくお願いします!